youtubeで「シェアハウス」ってググったら、悪いとこや闇ばっか出てきてまじで凹んだ件

どうも、またたび代表のたくやです。

最近僕らも「そろそろyoutubeで動画投稿でもするかー」って話がちょいちょい出てたんですよ。

っていうのも僕が10年くらい付き合いのある友人夫婦宅にお邪魔していたときに話した内容で。

たくや達も動画出したらいいんじゃない?ほら、15秒とか1分とか短いやつあるじゃん。あれなら楽だし。

ほうほう、なんで?

いやだって、俺らはまたたび何年も遊びに行ってたし、今もこうしてたくやと交流あるからわかるけどさぁ

ふつーは、”シェアハウスの雰囲気”ってわかんなくない?

…え、そういうものなんかね?

そうだよー。たくやたちにとっては当たり前の日常シーンでも、初めて見る人たちからしたら、『あ、こんな感じなんだ!』ってのが動画だとわかるじゃん。

今はVlogとか見てる人もけっこう多いよー。特に女の子はそうなんじゃないかなー。あたしもごはん食べながら見たりするし。たくやもしてみたら?

…!!(なにぃ、今はそんな時代なのか…!)

って会話があったんですよ。

Vlogって言葉の意味も知らなかった…!

僕の知ってるシェアハウス像と乖離しすぎてて、まじで凹んだ

それで「そっかー、じゃあとりあえず他の人たちはどんな動画上げてるんやろー?」って軽い気持ちで検索して見てみたんですね。
そしたら…。

まじで凹んだ…。。。。。。

驚きもあったんですけど、すげー悲しくなりました。
リアルなこと言うと、沸々と怒りも湧いてきました。

なんでかって言うと、

・シェアハウスに住むデメリット11選
・激安シェアハウスの闇が深かった話
・シェアハウスに3ヶ月住んでわかったメリット、デメリット

とかのタイトルなんですよ。

いやまぁキャッチーなのは大事ですから。
サムネやタイトルで惹きつけるのは投稿者として当然。大事なのは中身だから…。

と思って、とりあえず5本くらい見てみたんです。

※画像に悪意も意味もありません。いちばん上に出てきたやつをスクショしただけです。

そんなシェアハウス、あるん?

最初の感想は、
「え、そんなシェアハウスあるの…???」でした。

・壁が薄いから、声出せない
・部屋が3畳しかない
・備え付きの家具が気に入らなくても、交換したりできない
・廊下を誰か歩いてる気配がすると、部屋から出るのを躊躇う
・キッチン使ってると後ろにずっと立たれて写真撮られる
・お互いホワイトボードでクレームの嵐
・和気あいあいな交流のイメージで入ったけど、人間関係はほぼ無し

などなど。
ちなみに1個1個軽く感想を述べてくと、

・壁が薄いから、声出せない
→「壁が薄いのはうちもやけど、だから声出せないってのは違うくない?それは、それ以前の人間関係の話じゃね?」

・部屋が3畳しかない
→「昔の脱法ハウスか。笑 たしかにそこにベッドとか置いたらもはや安すぎるビジホだわな。」

・備え付きの家具が気に入らなくても、交換したりできない
→「あー、それは普通にかわいそう。またたびは各々が好き勝手部屋づくりして、たまに見せてもらったらめっちゃかっこよくなってるけどなー」

・廊下を誰か歩いてる気配がすると、部屋から出るのを躊躇う
→「いやだからそれ、人間関係の問題やろ?笑 そもそもが仲良くないやん。俺らは廊下でバッタリ会うとむしろ喜ぶけどな。ふだん挨拶とかする?」

・キッチン使ってると後ろにずっと立たれて写真撮られて運営会社に報告
→「なにそれめっちゃ怖い。」

・お互いホワイトボードでクレームの嵐
→「なにそれめっちゃ怖い。人間関係、終わってるやん。」

・和気あいあいな交流のイメージで入ったけど、人間関係はほぼ無し
→「あー、やっぱそれかー。ほんまにあるんやなー。そんなんただの他人やん。むしろストレスでしかないやん。」

というような感じでした。

わかなインタビュー5
それ、ちゃんと入居面談とかした?

そんなところは今すぐ逃げ出せ

辛すぎる…!!!

「いや、それはそうも言いたくなるよな!」って内容もあれば、
「おいそれはヤバすぎるやろ、今すぐ逃げ出せ!」って内容まで。

正直、状況が違いすぎてほとんど共感できませんでした。笑
ただただ辛いし、それが最初に住んだシェアハウスのイメージで、動画で文句言いたくなるほどそのイメージに固まってしまったのは、本当に可哀想でしかないです。

たぶん、名ばかりのシェアハウスが増えすぎて、
ビジネスビジネスの運営会社がやっていて、入居者さんのことをお金でしか見てないんかなーと思うのも、同業者として悲しみも怒りも感じる原因のひとつでもありました。

こんな笑顔が生まれることはないんやろうなー

きっと誰しもシェアハウスに「人と関わる喜び」を期待して入居してきた

ただひとつ思うのは、
「それって”人間関係の問題”じゃね?」っていうのもぶっちゃけあります。

みんなシェアハウスに住もうとした人たちってのは、大なり小なり「人と関わって楽しい生活がしたい」って考えていたと思うんです。

でもおそらく、
「家や設備はめっちゃ綺麗で入居してみたけど、意外とみんなドライだな。→あれ、挨拶とかしないの?和気あいあいは?→はい、ぼっち」とか。

「家も設備もまぁイケる範囲だし、いいっしょ。→会ってみたらやべぇやつらだわ→こんなやつらと関わりたくねーわ→シェアハウス、まじヤバい」

とかが一番多いのかなーと想像できます。

家賃や家具を揃える金額や初期費用など、確かにお金のメリットもあるかと思います。でもそれは短期的に見た場合であって。

長期的に見た場合、結局「そこに住んでいて楽しいか?」っていうシンプルな問題に行き着きますよね。

そう、つまり「人間関係」です。

本当に仲良ければ、花見中だけでなく、花見終わったあとでも家でだべってるよね。

人間関係が人の幸せを決めるって科学ですら言ってるしね

基本的に人間の悩みというのは90%が人間関係と言われています。
そりゃそうですよね。僕らが社会的動物である以上、避けられない問題です。

ですが逆に、人間を最も幸福たらしめる要因もまた人間関係と言えます。
余命1年の老人たちに聞いた幸福度アンケート第一位が「良き友人がいること」だそうです。

まぁそういう学術的なこと云々は置いとくにしても、
「人と交流したい!」って意気揚々と入居した人であれば尚更、
「せっかくシェアハウスに入居したのに楽しい人たちと交流できない」というのは一般の人にも増してストレスではないでしょうか。

まーくんインタビュー11
僕はやっぱり、好きな人たちと腹抱えて笑い合いたい

シェアハウスに行けば、普段だったら絶対会えない強烈な個性に、会える。

僕らは2010年頃の、まだ日本じゃシェアハウスって言葉も一般認知されてない「シェアハウス?あー、ゲストハウスみたいなやつ?」って言われればまだマシな方の時代から一緒に住んできてるんですね。

そこに一貫してあるのが、「面白い人たちと関わる喜び」です。

そもそもシェアハウスに住もうって思う人が、一般より少し変わった人です。
その中で、その人たちと一緒に生活することで、ふだん友達として街中で会っているだけでは知れない部分に多く触れることになります。

僕が19歳の年下だった頃は、当然周りは年上のお兄さんお姉さんばかりで、でも個性的な面々が話したり悩んだり、生活している様を見ているだけでも新鮮で楽しかったのを覚えています。

変な人たちばかりだった。だけど、最高に優しくて、最高に楽しかった。

学校では1つ年上ってだけでも「◯◯先輩!」って感じで敬語なのに、
でも一緒にシェアハウスで家族として住んでいると、「たくやはさ~」「たっくんは~」ってゆるく絡まれます。

僕には、そのゆるさがとても心地良かったんです。

会社だったら10個年上とか、間違いなく上司じゃないですか。
でもシェアハウスなら、その人とふつーに喋れるし、一緒に買い物に行くこともあるし、時には悩み相談されることだってあります。

もし、あのとき、ずっとひとり暮らしを続けていたら…。

なんだかそういう

「もし普通にひとり暮らしをして、普通に生活をしていたら。」

「こんなに年齢も離れて、バックグラウンドも違う個性的な人たちと出会って」

「こんなにゆるくフラットに関わることはなかっただろうな。」

そういう初期衝動を、僕は今でもよく覚えています。
そのときは東京のシェアハウスだったので、現在の立ち位置は池袋のお兄ちゃんや静岡のお姉ちゃんとして、仲が良かった人とは今でもたまに会うほどです。

それで変わらず可愛がってくれますし、もう今では大人同士の年齢なので、お互いにリスペクトした関係で笑える話も真剣な話もできます。

もう今は一緒に住んでない人たちも集まって、草津温泉行ったりとかね

「家族」の意味

僕たちは「家族型シェアハウス」と名乗っていますが、本当に「家族」としか言いようがないんです。

よく「家族ぐるみのお付き合い」とか言いますが、そんな感じです。いや、それ以上ですかね。

もう一緒に住んでたし、隠すことないんですよ。見栄を張って大きく見せる必要もないし。

一緒に住んでいる間に、たくさんのダメなところも情けないところもバレてしまいました。怒られることも叱られたことも、優しく諭されたこともありました。

かっこつけてない自分が全部バレてるんで、もう格好つける必要も何もないんですよね。逆に、外用にかっこつけて電話してるときとかのほうが、恥ずかしくて聞かれたくないくらいです。笑

ほら、もう何も聞かないでほしい

僕にとって、シェアハウスの人間関係って、そんな感じです。
「まるで家族のよう」でなければ、僕はこんなに長くシェアハウスに住んでいなかったでしょう。
「まるで家族のよう」でなければ、僕も同じようにたくさんの文句を言っていたかもしれません。

でも、僕にとって、こんな風に人と関われるようになる場所は他にありませんし、知りません。

だから、こんなあったかい気持ちをくれて、しかも人生を楽しくしてくれる家族型シェアハウスを全国に広めていきたいと思っていますし、「シェアハウスに住んで人生楽しくなった」という仲間も増やしていきたいと感じています。

コミュニティにおける問題の9割は人間関係だし、その原因はほぼコミュニケーション不足。

今回は、現実を知りました回ですね。笑

というわけで、メリット・デメリットたくさんあるのは事実ですが、「結局大事なのは、人間関係だよね」って話でした。

シェアハウスが合う人合わない人はそれぞれいると思いますが、シェアハウスに興味を持った人が、変な先入観で夢を押し潰されてしまわないように。

こんな記事や動画を僕らもたくさん投稿していこうと強く感じました。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

またたび西新では、一緒に住む住人さんを募集してます。
興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。