1)家賃交渉
(ケース1、値切りをガンガン押して、不動産界に嫌われてもいいぜプラン)
家賃交渉。つまり家賃の値切りです。できるだけ安く借りられたほうがいいですよね。
不動産屋もオーナーもできれば高く借りてほしいので、家賃をちょっと高めに設定していることが結構あります。これを知らないままに、値切ることなく提示のままで借りるのはもったいないので、ぜひトライしてください。
ただ、この家賃交渉が微妙なラインで、あまりに低く値切りすぎるとその場で見込みなしと判断されて契約を断られたりもします。ですが家賃も毎月の支払いなので、月に10万円なのと月に12万円なのでは年単位で大きく違ってきます。
オーナーさんも値切りにおいて決していい顔はしないでしょうが、お互いにとって長く気持ち良く貸し借りできるように、良い値段を協議して探していきましょう。
(ケース2、不動産やオーナーに敵に回さないプラン)
家賃交渉。つまり、家賃の値切りに関してですが、あなたの借りたい物件のお値段が、ほんのちょっとだけ手の届かないときがあります。そんなときは、家賃を値切れることが稀にあることも頭の片隅に置いておいて、契約を進めてみてはどうでしょうか。
お互いにとって長く気持ち良く貸し借りできるように、良い値段になるといいですね。
2)使用範囲交渉
その物件のどこまでを使ってよくて、何が禁止事項にあたるか、などの範囲の交渉についてで
す。
例えば、ピアノを置いてはいけない、ギターの演奏禁止、勝手に物件を改造してはならない、
バーベキューをしてはいけない、など・・・。意外と細かく設定されています。
物件を賃借してからは、オーナーさんが実際に家に入ってチェックする機会はあまりありませ
ん。なので、契約段階で、物件使用範囲や禁止事項について、細かく決めることが多いです。
オーナーさんからすると、なるべく家が損耗しないよう、近隣に迷惑をかけないよう、また火
事にならないようになど注意を払うというのは当然のことです。
ですが、オーナーさんや物件によっては、難なくOKされることもあるので、ここを使ってよ
いか、こんな風に使ってよいか、など契約時、もしくは物件内覧時に細かく聞いておいて、許
可をきちんと得ておくのが、のちのちのトラブル回避に繋がるでしょう。
3)サービス品交渉
例えばエアコンがすでに物件に備え付きだったとします。
これは設備か?サービス品か?これが案外、重要になってきます。
ふたつの違いは簡単に言えば、
設備というのは、大家さんの物で、壊したら補修しなければならず、弁償も含まれる。
サービス品というのは、もらっちゃって良いもの、あげるから好きに使っていいもの。
となります。
すでに置いてあるものでいらないものは撤去してもらいましょう。もらっちゃえるものはもらいましょう。
壁紙は変えてもいいのか、壊れたところや古い部分は補修して明け渡してくれるのか、またその料金はどちらが負担するのか、など細かく決めておくことが大事です。
4)まとめ
全体として言えるのはオーナーさんとは対等に話し合うこと。変に媚びる必要はまったくありません。逆に信用をなくすでしょう。
言いたいことはきちんと言いましょう。おかしいと思ったらちゃんと言いましょう。借りる前に、借りてから起こることを出来る限り想定してラインを創るという姿勢が大事です。ここで取り決めたことが、物件を借りている間、その基準で続いていくことになるからです。
これらがきちんと整ったら、いよいよ本契約です。ちなみにこのタイムラグの間に、物件が誰かに先に契約されて、持っていかれることも稀にあります。落ち着いて慎重に、でもなるべく急いで交渉を進めましょう。
さぁ、これで契約が終了しました。
規定のお金を振り込んで、今日からあなたはシェアハウスの借り主です。
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