シェアハウスを始めるには、おうちが必要です。おうちを探すためには、ひとり暮らしの部屋を探すときのように不動産会社に行ったりネットで探したりするのが一般的です。
シェアハウスという概念は広まってきたとはいえ、不動産業界ではまだまだ未開拓のジャンルであり、オーナーさんも不動産会社もシェアハウスに対する疑念や未知の感覚はいまだに根強いです。
シェアハウスを始めるにあたって、最も難航するポイントがこの物件探しです。ここで知識を蓄えて、万全の構えで物件探しに臨みましょう。シェアハウスに使える物件を探す方法は、以下の2つです。
1.不動産会社に依頼して探す
まずネット上などで「これはシェアハウスに使いたい!」という物件を見つけることです。その物件を管理している不動産会社に連絡を入れます。
大手や地元の不動産会社に物件の内覧をお願いする場合は、「シェアハウスとして使えますか?」という質問をしたあとに、そもそも「シェアハウスとはなにか?」という説明も必要になります。
まれにですが、不動産会社の方がシェアハウスについて理解してくれて、その希望に沿う物件を探してくれることもあります。
実際に内覧に行くチャンスをゲットした場合は、オーナーさんに対して「シェアハウスとして使わせてほしい」ということを根気強く説明し、シェアハウスとしての利用をお願いしましょう。ここまで行っても、残念ながら断られる場合もあります。くじけずに次に行きましょう。
私たちのオススメは、シェアハウスに理解のある不動産会社に行くことです。
東京、大阪、福岡にある一風変わった物件ばかりを取り扱う「R不動産」、埼玉にあるシェアハウスに強い「ワニ不動産」などが好例です。最近ではシェアハウス物件に力を入れている不動産会社もあるので、そういった不動産会社に連絡をしてみるのがよいでしょう。
そしてこれは意外と大事なことなのですが、地元のアナログなコミュニティのなかにも、若い人に力を貸したかったり、シェアハウスに理解があったりする不動産関係者は少なからずいらっしゃいます。
そういった方を見つけてあなたの熱意や思いを伝えることで、シェアハウス運営を助けてくれるかもしれません。
2.自分で物件を探す方法
知り合いや友人などのツテを辿って、自分の力で空き家を見つける方法もあります。
知り合いなので信用があり、契約が成功しやすいという利点もあります。また家賃もある程度下げて貸してくれる場合も多いです。
自分で街を歩いても、空き家は見つけることができます。空き家の看板が出ていれば、たいてい管理している不動産の電話番号も乗っていますから、ピンときた場合は、迷わず電話してみましょう。
その物件が駄目でも、アタックを続けていくことで違う物件を紹介してもらったりして、道が拓けてきます。こうしたアンテナを常に張っておくのが物件探しのコツです。
看板が出ていない場合は、住所をメモして法務局で持ち主の確認もできます。そこからタウンページや手紙などで「物件を貸してください!」と直接お願いをすることも可能です。
おわりに
このように、物件探しを自分で行なうのは難しいと言わざるを得ません。とくに、法人格を持っていなかったり、不動産に関する知識が無かったりすると、さらに物件を獲得するハードルは高くなってしまいます。
それでもシェアハウスの運営に興味があるという方は、ぜひ私たちへお気軽にご相談ください。すでに物件をお持ちの方はもちろん、これから物件を取得する方、「何もないけれどはじめてみたい」という熱意がある方も大歓迎です。
シェアハウスの立ち上げから集客、コミュニティデザイン、ハウス管理の支援に至るまで、シェアハウスをトータルコーディネート。家族のように暮らせる、あたたかくて楽しいシェアハウスづくりに協力してくださる仲間を募集しています。