福岡シェアハウスまたたびは、全国でスマブラが一番強いシェアハウスかもしれない

こんにちは~!福岡シェアハウスまたたび代表の渡辺拓也です!

たくやです。人生でいちばん長く遊んでるゲームがスマブラです。

念願のVIP入り

最近嬉しい話がありまして!

ずっとスマブラVIP挑戦していた住人の男の子が、ついにVIP入りを果たしたんです!!!!

ある日の夜、たまたま隣で、彼がオンラインをやっているところを見ながらごはん食べてたんですよ。そうしたら「あと1勝でVIPや…!」というところまできていて。

ロボットVSガノンという試合だったんですけど、お互い最後120%超えになりながらもなんとか撃墜・・・!!!ついに念願のVIP入りを果たしたということです。

実は現在のまたたびでは、スマブラを遊ぶメンバーが4人いるんですけど、これでその4人全員が「VIPプレイヤー」ということになったんです!(すごい!)

と言っても、たぶんスマブラをやってる人、特にオンライン対戦をふだんから遊ぶ人じゃないとこの凄さってよくわかんないと思うんで、少し説明しますね。

「世界戦闘力」ってパワーワードすぎる

スマブラには大まかに分けて2種類の遊び方があります。
ひとつは、「オフライン対戦」。「大乱闘」と呼ばれたり、僕たちがふだんメインでぎゃーぎゃー言いながら遊んでいるものです。

もうひとつが「オンライン対戦」。「世界戦闘力」というレートによって、自分と同じくらいの力量の人とマッチングして遊ぶ形式です。

そのオンライン対戦を勝ち上がって、自分の世界戦闘力を上げていくと、「VIPマッチ」というものが解除されるようになります。「VIP」というのは、上位3~5%にまで至ったプレーヤーに贈られる称号です。

世界戦闘力300万とか600万という風に示されて、この数字は「あなたの下の◯◯人の人がいますよ」というのを示しています。これが単純にユーザー数なのかオンラインやっていない人も含めてなのかは僕もよくわかっていないのですが。笑

まぁスマブラというのは、ゲームやらない人でも「まぁ名前くらいは知ってるよ?」くらいの世界的に有名なゲームなので、プレイしている人口が何百万人単位でも納得できるものです。

僕たちは、1060万人の屍の上に立っている

で、その「VIPボーダー」と呼ばれる世界戦闘力の数値が「1060万」です。(2022年5月末現在)

これってつまり、「あなたは世界中で遊んでいる1000万人以上のプレーヤーの上に立ちましたよ!」ってことなんですね。いや、ふつうに凄くないですか!?

今は簡単にyoutubeやtwitterとかで「プロ」や「上手い人」のプレイを見ることができます。そんな「上手い人」たちがネット上にはゴロゴロ溢れているので、僕たちは時に自信を失いがちになります。

で、その「プロ」たちに、「VIPはね、行くの簡単だよ~」とか「VIPは~こういう動きが多いから~」と簡単に言われるとけっこう凹むんです。笑

でもそれ、プロだから

でも冷静に考えてみると、彼らって「プロ」なんですよ。スマブラというゲームをしながら、大会に出たり配信をしたりして、それでお金をもらって生計を立てている「すげぇ人たち」なんですよ。笑

対して僕たちは、スマブラをいくら上手くなったからってお金もらえるわけではないし、誰かにめっちゃ誉めてもらえるわけでもない、友達同士でただわいわい遊んでるだけの「ど素人」なんですよ。

でも、その「ど素人」たちの中で、1000万人のプレイヤー人口の海を掻き分けて、その上位3%の頂に立てたこと。

それって、すごいことじゃないですか?

Twitterは神絵師だらけ

これってたぶんスマブラだけの話じゃないと思ってて。僕が感銘を受けた話の中に、「今の時代は、twitterを開けば、100人の神絵師がいる。」ってのがあります。

絵を描くのが好きで、昔から絵を描いていたり、学校で友達から絵をちょっと誉められたりしたのが嬉しくて絵を描いている人、けっこう多いと思います。

でもそれをいざピクシブやtwitterに投稿してみる。最初はただ「絵を描くのが楽しくて」、それを「見てもらえるのが嬉しかった」。だけど、いつしか「自分より上手い人がネットの海にはゴロゴロいる」ということにうんざりしてしまう。

そして最終的には、「別に私なんかが描いても・・・」「俺より上手いやつはいっぱいいるしな・・・」って描かなくなっていく。現代人の闇あるあるだと思います。

比較する場所を間違えてはいけないよ

「比較」って大切なことだと思います。でも本来は、「自分の現在地を知るため」だったり「今より世界を広げるため」だったりのものだったはずです。

「どんなに努力したところで、自分より上手な”神”たちがいるから、もういっか・・・」

これ、すごい悲しいことだと思ってて。

めっちゃ上手なんですよ。絵を全然描けない僕からしたら、キャラクターを描けることもデッサンができることも人の表情や構図を何パターンを描けることもめちゃくちゃすごいことなんですよ。

もちろん、それで「お金を稼ぐこと」は難しいかもしれない。でもそれを目指しているならまだしも、そうでないなら。そうでないなら、「私、上手い!」でいいじゃないですか。

なんてことを、僕はどうしても思ってしまうわけです。

いちばん楽しんだやつの勝ち

話は神絵師の話に行ってしまいましたが、スマブラでも似たようなことを思うわけです。

本来僕たちは、「5人集まった友達のなかで誰がいちばん強いか」を競ってたくらいのはずです。その中でもしいちばん強かったら、「くそっ!たくや強ぇわ!」って言われて、それが「得意なこと」で良かったはずです。

そして忘れてはいけないことは、「誰がいちばん強いか」が大事なのではなく、「そうやって遊んだり競ったりするのが楽しかった」ということです。

最初はただ、「遊ぶのが楽しかった」だけのはずが、いつのまにか「勝ち負け」にこだわるようになり、いつしか「勝たないと楽しくない」に変わっていく。
(今めっちゃ、ウマ娘のスズカが浮かんだ。泣)

でもそうじゃないんですよ。「ただ遊ぶのが楽しい」でいいんです。「ただ ”はぁ?俺のほうが強ぇしw”って強がって競ってるのが楽しいだけ」でいいんですよ。そういう「遊び」だし、「ゲーム」なんですから。

駆けっこは、勝ち負けじゃねぇから。全力で走ることが楽しいだけだから。

またたびでも一緒です。

ぎゃあぎゃあ言いながら遊んでるのがいちばん良いんです。勝ったり負けたりを繰り返しながら、わいわい遊んでりゃそれでえぇんです。

それで負けて悔しかったり、勝つために練習したり、勝つための工夫をこらしたり。そうやって試行錯誤するプロセスや、競い合えていること自体が楽しかったりするものです。

僕は、健全な競争が好きです。
負けず嫌い同士が意地を張り合って、「絶対負けねぇ!」って意地を燃やしてるのが特に好きです。

だから、「他者を蹴落とす行為」とか「人をディスる言葉」はすごく好きじゃありません。

「お互いを認め合っているライバルが競い合う姿」が美しいのであって、「互いを認めようともせず、一方的にディスり罵る姿」など醜い以外の何物にも該当しません。

そんなのは「競争」ではない。そんなのは、「醜い足の引っ張り合い」でしかないのです。僕は、そんなのに興味はありません。

ここにしかない熱狂と胸の誇り

さて、スマブラを語る上でどうしても外せない勝負観、遊び観を語りましたが。

ゲームというのは、所詮ゲームです。でも、すごく感情を揺り動かしてくれますし、熱狂させてくれるものでもあります。

またたびで毎日毎晩ぎゃあぎゃあ言いながら遊んでいたら、いつのまにかすげぇ上手くなっていて。そうしてオンラインに挑戦してみたら、実は1000万人のプレーヤーを凌ぐほどの実力になっていたことがわかった。

何の意味もない。取り立てて社会的価値があるわけでもない。

でも、ただ胸の中に言いようのないざわめきと興奮、”熱狂”がある。

数百度負けても、何百回レートを叩き落されても諦めなかった自分への”誇り”がある。

その内的感情が、きっと僕らにとって宝物のようなもので。
そういう感情が誇らしくて嬉しくて、僕らはまたオンラインに潜っていくのだと思います。

「みんなで楽しく遊ぶこと!」

あ、もちろんまたたびはバチバチにオフライン対戦もやってますよ。1対1のガチから、4人の大乱闘も、ときには遊びにきた人含め8人で遊んだりもします。

今ではだいぶ強くなってしまって、初見さんと遊ぶのにもルールや工夫をこらす必要が生まれましたが、それでもゲームの目的は「楽しく遊ぶこと」ですから。

シェアハウスの場合、「みんなで楽しく遊ぶこと」がいちばん大事ですね。これからもそういう姿勢を崩すことなく、みんなで楽しんでいきたいと思います。

(たぶん)日本でいちばんスマブラが強いシェアハウス「またたび」。プレイヤー住人全員VIPのハウスからお送りしました。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。