【困ったら、仲間に頼れ】「とある科学の超電磁砲」を今更ながらに見たら、涙腺崩壊したんだが。

おっす、ビリビリ!またたび代表の渡辺です!
今更ながら名作と名高い「とある科学の超電磁砲S」を視聴し終わりました!

…いやあ、泣いた。こんなに泣くとは思ってなかった。
可愛らしい絵柄の奥に、こんなにエグくてグロいリアルさが描かれているなんて。

最終回ではあまりにボロ泣きしてしまったので、これは書かなければ!と筆をとった次第です。

またたびでは、シェアハウスの外側である「物件情報」や「立地」などのハード面だけでなく、

「このシェアハウスの中身はどんな感じなの?」
「どんな人たちが運営してるの?」


というソフト面も、シェアハウス選びにはすごく大事だと考えています。

またたびの中身をよりリアルに知ってもらうために、一見シェアハウスとは関係ないようなゲームやアニメなどの題材を通して、またたびの文化や価値観を知っていただければと思い、このような記事を書いています。

ちなみに前回はこちら。
個人的に大好きなお話なので、ゲームが好きな方はぜひ一度ご覧ください。

【スマブラ】ソラが来たから、またたびとスマブラの因縁の深さについてベラベラ語る

人に頼るって難しいよな

主人公、御坂美琴が、幼少時に良心で提供したDNAマップ。
それが知らぬ間に2万体のクローンとして生み出され、実験台として惨殺される「シスターズ」。

仲間を巻き込みたくないという気持ちや、話してもどうにもならないという現実的な気持ち。
これは自分が原因で引き起こしたことなのだから、私ひとりで決着をつけるべきという自己完結性。
きっと「自分は学園都市最強の能力者、レベル5なのだから」という自負もあったでしょう。

あまりに強すぎるが故に、他者に頼るを良しとせず、全てを自己責任として自分の力だけで解決していく。だけどそれでも、どうにもならない。

そんな彼女が、最後の最後で、助けを求めた。仲間に頼ることを、初めて行なった。これがもう胸熱シーンで…!!

人に頼るって難しいですよね。

僕も、最近少しずつ出来るようになってはきましたが、今でも抵抗はあるものです。

「おいおい、そこは頼れよ!」
「おーい、ひとりで行くな、御坂…!」

とアニメを見ながら何度も心の中で叫びつつ、同時にそれがとても難しいことだとも知っていて、心が揺さぶられるようでした。

みんなで力を合わせるなんて綺麗事だと頭では思うのに、気付けば心で泣いてしまう。

一人じゃどうにもならなくなったら、誰かに頼れ。でないと、実は誰もおまえにも頼れないんだ。

3月のライオン

最終話始まって数秒のジャッジメント総結集の時点で、僕はもう涙腺がいっぱいいっぱいでした。劇中の挿入歌、いい仕事しすぎじゃないですか?笑

一般人って、そんなに強くないんですよ。

みんながみんな、御坂美琴みたいに最強なわけじゃない。中には当然レベル0(無能力者)もいるわけで。もっと言えば、あそこで戦っていた人々のほとんどは、レベル2~3くらいの、能力はあるけれど、戦闘に使えるほどではない。そんな人間がほとんどでしょう。

そんな人たちが助け合うんですよ。一生懸命に、身体張るんですよ。

「私たちの学園都市を好きにはさせない」
「なんてったって御坂さんにお願いされたんだから」

そう言ってがんばるんですよ!
もうそれがまた色んな感情にさせてくれるわけです。

頼るのは難しいかもしれないけど、人は頼りにされると嬉しい生き物。

こんなに強い能力者だけど、自分ひとりではあの子を助けられそうにない。
助けて。みんなの力を貸してほしい。我が儘なのかもしれないけれど。

でも、本当はみんな頼ってほしかったんですよね。みんなフェブリを助けたかったし、何より御坂の力になりたかった。

黒子のセリフ、僕は一瞬で涙腺崩壊しました。

「今日の黒子は、一味違いますわよ。今は…お姉さまと共に、あるのだから!!!」

くろこぉぉおおおおお!!

ずっとお姉さまの役に立ちたかったんだよな。ずっとお姉さまのほうから頼ってほしくて待ってたんだよな。でもやっと、「助けて」って言ってもらえたんだよな。。もう、そんなん、いくらでも力湧いてくるよな…!!いけぇえええ、くろこぉおおおおおおおお!!!!

人間って、そんなに強くなくてもいいんだけどね。

みんなで力を合わせるということ。
困ったときは、頼れる仲間に相談するということ。

すごく大事なこと。

めちゃくちゃシンプルなんだけど、それだけで状況ってすごく変わることも多いです。
それが出来ずにずっと困り続けてしまう人、自分はひとりぼっちだって思い込んでしまう人、けっこう多いと思います。

またたびでも、そういうことはあります。

誰にも相談できずに、仕事のことや家族のこと、人間関係のことをひとりで抱え込んでしまって、「どうしたの?」って聞いても、「いや、なんでもない」って答えちゃう人はたまにいます。

人間、そんなに強くなくてもいいんですけどね。
人間の強さってのは、ひとりで踏ん張れる強さだけではないですから。

というか、おそらくそれは本質ではありません。

強さの本質

人間は社会的動物であると言われてきて久しいですが、

その意味はわかりやすく言えば、
「人間って爪もないし牙もなくて単体ではめっちゃ弱いけど、仲間と連携したらマンモス倒せるよね」って話だと思うんです。

つまり、「個」としての強さではないのです。「集」の強さこそが、人間という生物の本質なのです。

感覚で言えば、イワシの群れに近いでしょうか?

その進化の性質上から考えると、人間とは自分ひとりでは完結し得ない生き物なのだと考えられます。

「ひとりでは生きていけない」という弱々しい言葉を、僕は誰より強く叫びたい。

他者と共有できること。
そのうえで連携できること。
困難に出会ったとき、励まし合えること。
そして他者と共に、困難に立ち向かえること。

それこそが人間の強さであり、また脆いところでもあり、そして同時に美しいところでもあるのだと、僕は考えます。

困ったときは仲間に頼れ。

その「頼れる仲間」がいないから困ってんじゃねーかというパターンもあれば、そんな「人」に頼ってしまうなんて自分は弱い、情けないと感じる人もいるでしょう。

前者で言うならば、意外とその仲間はいるんじゃないですかね。自分が気付いていないだけで。
ふと頭に浮かぶ人。その人に、まずは頼ってみるのはアリでしょう。

後者ならば、それはそもそも人間の性質から言って違うと言えます。
頼れることもまた、力です。頼ったときに、応えてもらえるのであれば、それは自分が相手に渡した何かもまたあるということです。

人間には得意不得意があるので、自分の苦手なことは、誰かに助けてもらえば良いのです。

自分が得意なことで、誰かが困っているときに助けてあげる。
助け合いとは、そういったものであり、それが人間関係をつくり、それが大きくなって社会というものを構築していると言えるでしょう。

正しいことと、幸せがいつもイコールとは限らんからね。

いろんなアニメや漫画が教えてくれます。

仲間の力。仲間の強さ。

そうですね、カウンターとしての「個の強さ」みたいな作品も個人的にはすごく好きです。

今の時代的には、「社会とそこまで関わらなくても、自分ひとりでも、ネットがあれば生きていける」というのも全然間違いではないと思います。むしろそれが主流になりつつあるとすら感じます。

それも充分に認めたうえで、
ですがそれでも、人間という生き物は、”それ”では幸福を感じられないようにできている。

そのように感じます。

「生きていける」という現実と、「幸せ」という感情は別物でしょう。

僕もきっと、ひとりでも生きていけるタイプなのかもしれません。
それを可能にする能力はもしかしたら持ち合わせているのかもしれません。

ですが、その生き方は決して僕にとって幸福ではないでしょう。

ひとり行動をしがちな僕が、シェアハウスに住んでいるのは、きっとそんな理由も含まれる気がします。

この世に正義と呼べるものは少ないが、目の前で泣いている女の子を助けたいと思う心は間違いなく正義。

話はとても大きくなってしまいましたが、

「まずは、ひとりひとりがんばろうぜ!」
「でも困ったときは、仲間に頼ろう!だいたいなんとかなるよ!」

ってことですね。

本当はレールガンについてもっと語りたいですが、ひとつひとつのテーマに対する感想が深すぎます…。

クローン問題とか、能力至上主義について、とかめちゃめちゃ語りたいですし、幼女を守るのは正義、とか、誰かを羨んでも仕方ない、とかも大事な部分だと思います。が!

それはまた別の機会にしましょう。
それでは最後に気の抜けた一言を。

御坂(妹)かわえぇ…。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。